中吊り広告の一つが原因?
ツイッターやヤフーニュースのトップで阪急電鉄の中吊り広告の件で批判が続出していると報じられていました。
【「月50万円」中づりとりやめ】https://t.co/67ooL5y848
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 10, 2019
働く人への啓蒙メッセージを掲載した中づり広告に、「時代にそぐわない」「不愉快だ」といった声が多く寄せられ、阪急電鉄は広告とりやめを決めた。広告は給料よりやりがいを重視しようという趣旨のものが多かった。
阪急電鉄と、企業ブランディングを手掛ける会社「パラドックス」が組んで中吊り広告が実現しました。
このパラドックス社が出版した本の「はたらく言葉たち」に掲載されている文章を中吊り広告で紹介しています。
広告の一つが炎上
「毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか」
「私たちの目的は、お金を集めることじゃない。地球上で、いちばんたくさんのありがとうを集めることだ」
さっそく利用者やネット界隈から批判が続出しました。
どこに違和感を覚えたか
特に初めの一文に違和感を覚えました。早く言えば50万円貰えてもシンドイ仕事をして毎日を過ごすのか、30万円の少ない給料でものめり込む仕事をするのかという事ですが、そもそも低い給料の例えが30万円という点です。
30万円は決して少ない額ではありませんし、平均的な給料といってもよいでしょう。
広告での30万円だけどという一節は80歳の方が言っている事なので、バブル期を謳歌した世代から見てというフィルターが掛かっているようにも思えます。
文章そのものは意味は通じるし、そこは批判の対象となるものではありませんが、その金額が現役世代から見ると30万円の給料を稼ぐだけでも、かなり大変だと思います。
批判された側もちょっと可哀想な気もしますが、この金額は一般的な感覚と合わせていれば、このような批判はおきなかっただろうなと思いました。
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