大学を卒業し、サラリーマンを経てフリーランス歴12年。正直よく続いてきたと思います。
サラリーマン時代は辞令を貰い赴任先に行って仕事をする。あるいはプロジェクトを任される。基本的に会社の指示に従えば目の前に仕事はあった訳です。
しかしフリーランスは自分の意志によって取引先に仕事の依頼を頼まないと仕事は発生しません。ある種、自分が営業マンにならないと仕事がありません。
実際に私は12年間のフリーランス生活の中で仕事が乏しい時期がありました。その苦しい時期を乗り越えたのが「営業」でした。
この記事を読めば仕事が得られる、営業が上手くいくというものではありません。もっと効率よく仕事が得られた方法はあったでしょう。自分が出来うる範囲で行なってきた営業方法を記していきます。
設計事務所に勤務していた時、更に技術を学びたいという思いにかられ、他の設計事務所に転職したいと考えるようになりました。
退職してから会社を探すか?在籍中に会社を探すか?転職活動の時期を見計らっていた時に、今まで経験してきた事をゼロにするには勿体無いとも考えが変化しました。
ログハウスの設計・施工図を担当していたので、他の設計事務所に転職するにせよ、少しの間だけでも良いのでフリーランスで活動しながら、独立後も取引先から仕事を貰えないか、取引先の担当者に相談する事にしました。
そのお陰で独立後も仕事を依頼して頂けることになりました。
一番ありがたいのが仕事の紹介です。
企業の下請けには自社で設計をアウトソーシングしている会社もあります。
そういう時に私を紹介して頂けると企業の太鼓判があるので、すんなり仕事を頂ける事が多いです。
実際、そういうケースが数社あって、その後の取引先になりました。
元々仕事を依頼して頂いている企業の仕事をしっかりこなす事が最優先となります。
その上でその企業の担当者に、関連会社の紹介を頼んでおくと仕事に繋がる可能性が高まります。
リーマン・ショック等の外的要因によって、仕事量が激減した事がありました。
その時は依頼を待つしかありませんでしたが、来ても最盛期の半分程度の依頼数。貯金も少しづつ減っていきます。
そこで企業に対し、メールや手紙などで営業をひたすら送りました。
就職氷河期世代ですが、この時のことを思い出します。
まず会って貰うのが難しいです。逆に言えばこちらに会ってくれる段階で、先方もアウトソーシングを前向きに考えている場合が多いので、何とかそこまで辿り着きたいところです。
手紙やメールを送る目的として、面談にこじつける事であり、数十件送って数社ほど返信や電話がありました。
そのリアクションのあった会社のうち2社ほどと取引が開拓出来ました。
フリーランスは社会的信用に乏しいですが、探せばマッチングする会社もあるので、まずは行動だと実感しました。
今ではクラウドソーシングという便利なポータルサイトがあります。
ここでなら個人事業主という信用度を最大限高めてくれると思います。
また、自分に見合う仕事も探せます。いわば業務レベル・スキルに応じた仕事が出来る訳です。
僕が上記に記した方法は効率は悪いかもしれませんが、取り組みやすい方法でもあるので、クラウドソーシングの他にも営業の一環としてやってみるのも良いかもしれません。