サラリーマンという生き方を捨てて、自分の得意分野でフリーランスとして独立したいという方も大勢いらっしゃると思います。
ある程度準備して独立する方が多いので、初めの数年間はサラリーマン時代の収入を超えるのも珍しくありません。
しかしフリーランスという小船は時代の波にすぐ翻弄されます。新しい記憶ではコロナ禍が最たるもので、僕もそれ以前は仕事の依頼が多く順風満帆でした。
しかしコロナ禍では仕事量ゼロという時もありました。景気が良い時期は営業すれば生活できるだけの収入を得られましたが、コロナ禍においては企業も業績が落ちていたので、外注を控える所が大半でした。
営業をしても仕事がない日々を悶々と過ごしていましたが、ある時にフリーランスという立場で派遣に登録して、そこから仕事を貰うという方向に切り替え、大変良い企業と取引出来るようになりました。
その歩んだ道のりを営業で悩むフリーランスの方に届けたいと思います。
フリーランスがどうやって仕事を得るかは大きなテーマでありますが、知り合いの紹介、営業等多岐に渡ると思います。
まずは自分に合った得意な方法を用いるのが一番です。今の時代であればSNSで募集するのもありでしょう。
しかし全く仕事が回ってこないという状況はフリーランスをしている限りは必ず訪れます。
その状況が正に今というフリーランスの方はまず今回の記事にある通り順を踏んで行動してみましょう。
まずは2つの派遣会社を選んでホームページから登録します。
なぜ2つかと言うと、私が紹介された時期が重なったとき、両方の派遣会社にもう一つの派遣会社からも紹介されていると伝え、それぞれから良い条件を提示されました。
それだけ自分という人間が欲しがられているというアピールにもなります。
ここで注意するのがあまり紹介に熱心で無かったり、時期的に紹介数が少ない事があるので、そういう時は迷わず3つ目の派遣会社に登録して下さい。
採用担当者にとって応募者の職務経歴書は最重要情報となります。
この部分をおろそかにすると担当者の目に止まりません。
登録の際は出来るだけ詳細まで記入て下さい。特に重要なのが職務経歴書。
転職経験者ならば自分なりのフォーマットがあると思いますが、派遣会社から見ると、人材を求めている企業とのマッチングが主な仕事ですから、職務経歴書が細かく書かれている程、マッチングしやすくなります。
僕はフリーランスの為に年に数回、職務経歴書をアップデートしてきたので、派遣会社への登録は楽に進められました。
派遣会社の面接は婚活に似ているかもしれません。企業がどういう人材を求めているか?派遣労働者はどんな能力があってどのような仕事を希望しているか?このマッチングが全てです。
自信満々で面接に臨んでも、企業側の求める人材でなければドライに切り捨てられます。
もちろんその日は落ち込むかもしれませんが、派遣会社もどんどん仕事の話を持ちかけてくれるので、気持ちを切り替えて次々と面接に臨む事が自分の希望を叶える近道となります。
この働き方にはもちろんデメリットもあります。それは突然の契約切りがあり得る事です。
更新日が近づくと契約更新の意思があるかどうかの確認を派遣担当者から聞かれます。
そこで契約更新したい旨を伝えて当然雇い主が更新してくれるものだと多くの派遣労働者は思うはずです。
しかし会社にも事情があって派遣会社に更新しないと伝える事もあります。その時はショックを受けると思いますが、その覚悟も持つ必要があります。
これはフリーランスでも同様でいきなり仕事を依頼しない事もあるし、サラリーマンでもリストラはあるので、どの働き方でもリスクの差はあれ、あり得る話だと思います。
採用されてみて分かったのは過去にどのような経験があって、何が出来るかという点が重視されていると感じました。
正社員の採用は出来る限り優秀な人材を確保する必要がありますが、外部人材、派遣社員というのはそこそこの能力と出来るだけ人件費を抑える点も重視されます。
応募する側からするとフリーランスは人間関係の煩わしさがなく、時間も自由に使えますが、派遣会社を通じて良い会社と取引が出来、賃金もちゃんと支払われます。
特にフリーランスでは足元を見られて不利な契約を結ばされる事がありますが、派遣会社が契約をチェックするので、その点は安心して働けます。
フリーランスという立場を維持しながら派遣で働くメリットはいつでも戻れる場所を持つと、派遣の契約を切られてもあたふたしない事が言えます。
コロナ禍という大変な至難を乗り越えた現代人の働き方として、フリーランスと派遣という働き方はオススメの働き方です。