2004年10月28日に発売されたipod photo。それまでにipodが発売されていましたが、画面がモノクロでした。それがipodの第4世代としてipod photoが登場し、画面がカラーになりました。
当時はウォークマン全盛で、ガラケー時代だったのでipodの登場は衝撃でした。
今スマホの性能が著しくアップして、たった15年でかなりの進歩が分かります。
しかし、今ipod photoを手にとってみると、味わい深いなと感じます。今も現役で動いているので、購入当時の感激も思い出しながら振り返ってみたいと思います。
このipodシリーズで一番オリジナリティがあるのが、このクリックホイールです。
冒頭にも書きましたが、15年前はウォークマンが全盛期で携帯音楽プレイヤーといえばウォークマンでした。
そんな中にipodが登場し、一気に主役を奪い去りました。このクリックホイールは物理的に回すのではなく、表面をなぞるとコチコチっと音がして画面のカーソルが上下に動き、曲を選択します。
このコチコチっという音が気持ちよく、革新的な技術だなと感心した事を思い出します。
ipod photoのラインナップとして40GBと60GBの2種類が発売されました。僕が購入した60GBは66,800円しました。秋葉原で購入しましたが、今考えても高価ですね。
宣伝では60GBに15,000曲が入るという事で、これも衝撃でした。実際は数百曲入れてましたが、それでも十分過ぎるくらい大容量でした。
しかも、この端末はストレージとしても使えるので、パソコン間で利用したいデータを移動出来て便利でした。
今はフラッシュメモリが主流ですが、この端末はハードディスクを使用しています。だからこそ当時では大容量が実現したと思います。
ipod photoという名称からも分かるように、画像データを読み込めて、それをスライドショーで見られます。
実際はあまり使わなかったのですが、ガラケー時代だったのでカラーで画像が見られるという事に感激しました。
当時の携帯音楽プレイヤーは高性能になるほど、色々なボタンがあってそれが高級感を出していました。
しかしこのipodシリーズはシンプル・イズ・ベストといった感じで、極端にボタンの数が少ないです。
また背面を見てみるとステンレスの磨き上げられた筐体となっています。
今見ると分厚いし、重いのですが、この輝きを見ると味があってそれも良しですね。
音楽の再生最大時間は15時間、スライドショーの連続再生時間は5時間との事でした。
内蔵されたバッテリーが高性能なので、長時間の再生が実現出来て、当時は凄いなと感じました。
またitunesとの相性がバッチリで、pod castもラジオとは別の意味で楽しかったですね。
当時はガラケー時代でしたから、携帯電話と音楽プレイヤーは別々で所持するのが普通でした。
そういう意味でも長時間再生出来るのは魅力的でした。
appleのデバイスはどれもデザインがカッコよく、持つだけでステータスという感じがします。
今でも喫茶店でリンゴマークのmacbook airなどを使っているのを見るとオシャレな印象を持ちます。
そのappleの製品に中でも初期に活躍したのがipodシリーズだと思います。
発売当初のカッコよさとは別に、時間を経てからの良さもありますね。
そんなipod photoも5年位前からだいぶバッテリーの持ちが悪くなりました。
Amazonで探すと互換バッテリーが売られていたので、購入し付け替えてみると復活しました。
開ける時の器具も合わせて買うと本体が傷つかないのでオススメです。