新聞を見ていると一面にある広告が掲載されていました。
「安藤忠雄 初期建築原図展」
建築を学ぶ者にとって誰もが憧れる建築界のビッグネームです。
場所は東京の上野にある国立近現代建築資料館。2019年6月8日から9月23日まで開催されているようです。
気になっていたので、先日の週末に意を決して行ってきました。
上野駅の不忍口がアクセスに丁度よい出口です。
歩くこと15分。結構遠いですね^^;暑い日だったので、汗をかきながら資料館を目指し、ようやく到着しました。
入館について
平日は湯島地方合同庁舎正門から入館出来ます。入館は無料で展示を見られます。
土日祝日は都立旧岩崎邸庭園から入場するので、入館料が400円掛かります。安藤忠雄展を見てから岩崎邸を見学するのも楽しいです。
安藤忠雄展の見学
国立近現代建築資料館に入館しますが、その建物が非常に近代的な魅力ある建築ですね。
館内に入館するとまずはモニターにて安藤忠雄氏が学生を前に講演している様子が映し出されています。
そのモニターを通り過ぎて展示室に入ると、広い室内一杯に図面と模型が所狭しと掲示されています。
旧岩崎邸庭園の見学
安藤忠雄展を堪能し、館外に出ると正面に旧岩崎邸があります。
一部補強工事中なので、入場できない部屋もありましたが、120~130年前の建築とは思えないほど頑強な作りの建築でした。
内部は撮影禁止でしたが、宮殿のような豪華な内装でした。
ちなみに岩崎氏という方は小岩井農場の創始者の一人で、三菱財閥の岩崎弥太郎の実弟との事です。
1890年(明治23年)11月1日に日本鉄道が東北本線を盛岡駅まで延伸開業した翌年の1891年(明治24年)、日本鉄道会社副社長の小野義眞(おのぎしん)、三菱社社長の岩崎彌之助、鉄道庁長官の井上勝の三名が共同創始者となり3名の姓の頭文字を採り「小岩井」農場と名付けられた。
wikipediaより引用
まとめ
一番初めに憧れた建築家が安藤忠雄氏だったので、原図や模型を直に見られて感慨深い時間を過ごせました。
今は建築図面をCADで描きますが、50年前は製図板で描かれた図面に詰め込まれた情報量の多さに驚かされます。
安藤氏の情熱が注ぎ込まれた作品の数々に圧倒されました。
初期作品は個人邸が多かったですが、経験を積むにつれて集合住宅や教会などの作品に変遷していく様子が分かります。
今や安藤忠雄氏は世界的な建築家となりましたが、若き日の安藤氏の作品に触れられて感動の時間でした。
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