僕は昨年末に中古住宅を購入し、それまで住んでいた賃貸住宅から引越しをしました。
長年家族で住んでいたので、相当な家財道具があります。素人感覚から言っても相当行くのではないか?と思いました。
そこで引越し業者選びから始めました。今は良い時代でインターネットで検索すれば色々な業者が見つかります。便利な反面、数が多すぎてすぐには選択出来ません。
今思い出すと引越しに関する選定や契約等、失敗が多かったので、この記事では出来るだけ失敗の少ない引越しをして頂きたいなという思いで書きました。
これら僕の失敗を繰り返さない為にも、失敗しない3つの方法と今回の成功した2つの例を挙げていきたいと思います。
失敗その1 引越し業者に見積依頼したのが遅かった
僕の一番の失敗は引越し業者にコンタクトを取ったのが遅かった事です。
まず不動産業者と購入予定の契約を結んだ時点で、出来るだけ早く引越し業者にコンタクトを取りましょう。
不動産業者と契約する時は住宅ローンの仮審査が通った時点で契約するものですが、本審査で落ちる場合もあるので、この時点ではまだ購入出来るか分かりません。
しかし本審査が合格するとそこから1ヶ月以内に家の引き渡しがなされるので、本審査合格後に引越し業者探しをしても、時間がありません。
繰り返しますが仮審査が合格し、不動産業者との契約から本審査まで約1ヶ月。プラス引き渡しまで1ヶ月なので、この2ヶ月間の最初の1ヶ月の内に引越し業者をネット等で調べ、少なくとも3業者に見積もりを取って貰いましょう。
「引越し」と検索すれば沢山の引越し業者が見つかります。それらの業者のHPを一通り閲覧した所で、興味を持ったならば予約フォームから希望日を伝えて、その会社から連絡が来るのを待ちましょう。
失敗その2 見積したその日に契約してしまった
予約をすると引越し業者の営業マンが自宅を訪れ、現状の家具を見て見積をします。
どの業者も共通していますが、その場でノートパソコンを利用し、即座に見積を出してモバイルプリンターを繋いで見積もりを提示します。
営業マン:「今回の引越し費用は○○万円となります。今日契約を決めて頂ければ10万円引きましょう。」
う~ん、10万円値引きか~。引越し日まで時間がないし、これから他業者に見積り依頼するのも手間がかかるからなぁ。では契約します(^_^;)
僕の最大の失敗は即決で決めてしまいました。即決を決めた事で他にも安い費用の引越し業者があるのではないか?と悩みました。
これが複数業者で引越し費用を競わせてば、その10万円以上値引き交渉が期待出来ます。
その後、即決した事に悩んだ僕はもう1業者見積を頼みました。本当はダメな事で初めの業者で契約を決めた訳ですから、2業者目でいくら安い金額を提示されたとしても、契約した会社に対して契約破棄するのは困難です。
結果的に2業者目が高い見積を出してきたので1社目で正解だったのですが、必要のない悩みが出来ないように、出来れば引越し日まで期間のあるうちに3業社分の見積の予約をしましょう。
失敗その3 不用品の片付けを後回しにした
不用品には大きく分けて3つに分類出来ます。
1. 粗大ゴミ
まず1つ目が粗大ゴミ。タンスや本箱など大型の家具が対象です。引越し前の家は長く住めば住むほど不用品が増えていきます。
これらを全て新居に持っていくというのは引っ越し代金も増えるので、使わないとおぼしき家具は引越し前に処分しておきましょう。
クリーンセンター等の行政に頼めば、引取に来てもらえて、しかも安く処分して貰えるので一番のオススメですが、デメリットとして先々まで予定が決まっているので、引越し前か、引越し後すぐに引き取りに来て貰えるように早めに予約を取りましょう。
2. 本・ダンボール
2つ目は本やダンボールの片付けです。自治体や町内会では定期的に収集しているので、無料で出せる機会は利用すべきです。
しかし自分のペースでは捨てられないので、僕はエコポスを利用しました。エコポスとはコンテナが2つあり、その真ん中に体重計のような計りが設置されています。この計りに持参した本やダンボールを載せて、ポイントカードを読み込ませると重量に応じたポイントが付与されます。
そのポイントが貯まると大抵はスーパーに隣接しているので、そのスーパーの割引券が発行される仕組みです。
このエコポスは自分の都合の良い時に行けたので時間のロスがなく、助かりました。見積の時間を惜しまなければ、古本として買い取ってくれる店に行くのも良いでしょう。
3. 家電
3つ目は家電です。引越しを機に処分する方も多いと思いますが、本やダンボールと同様に自治体で定期的に燃えないゴミとして回収してくれるので、無料で引き取ってくれる自治体の回収もよく利用しました。
しかし引越し前にタイミングよく回収の日があれば良いのですが、微妙にズレて捨てられないケースもあるかと思います。
そこで利用したのが自治体のクリーンセンターです。地域によってまちまちですが、私の地域では10kgごとに200円掛かりました。これを高いととるか、便利ととるかはそれぞれですが、私は時間が無い中、持っていけば引き取ってくれるクリーンセンターをよく利用しました。
要注意なのが仕事で使ったものは引き取ってくれません。私の場合、現場監督をやっていた時期があるので、ヘルメットが幾つかありました。これらを捨てようとクリーンセンターへ行ったら、仕事で使ったものは処分出来ないと言われました。
また仏具も処分出来ないので、お寺や霊園等でお焚き出しして貰わないといけませんが、有料なので事前に問い合わせしておく必要があります。
成功例その1 スケジュール表の作成
失敗その1で取り上げた引越し業者の選定が遅れた以外は、引越しスケジュールの管理はまずまず成功したのではないかと思います。
その成功のカギはスケジュール表を作った事でした。
インターネットで「引越し チェックリスト」と検索すると引越し業者が作成した引越しにまつわるやるべきチェックリストがヒットします。
それらの情報から自分がやるべき事をピックアップして、2ヶ月位のスパンで事前にスケジュール表を作っておくと取りこぼしが少なくなります。
成功例その2 新居の間取り図面作成と家具への番号付け
今使っている電化製品や家具は新居先にも持って行きたいと考える方は多いと思います。
しかし引越し当日に業者へ一つ一つ指示するのも、数が多い場合はとても大変な事です。
そこで新居先と現在住んでいる自宅の間取りをCADで図面を作成しました。
その図面に家具1,家具2,電化製品1,電化製品2といった風に書き込み、実際の家具や電化製品に番号の紙を貼りました。
こうする事で業者へ指示する労力がだいぶ低減出来ました。
僕は職業柄、図面を描くことに慣れていますが、手書きでも良いので図面を描いておくとスムーズに引越しが進むと思います。
まとめ
引越しをスムーズに進める為に事前に出来る事をまとめると・・・
・出来るだけ早く引越し業者へアポを取り、見積を複数取っておく。
・引越し業者間で価格を競わせるために、1回目の見積で契約しない。
・不用品の処分は引越しの負担を減らす為に大事な作業なので、引越前に徹底的にやること。
・引越し前後2ヶ月間のタイムスケジュールを作成すること。
・引越し業者へ家具の配置が口頭で伝えなくても分かるように家具類の番号貼り、図面作成をすること。
引越しをしてみて引越し業者の選定から、前住居での原状回復にかなりの労力を使いました。
今振り返るともう少しこうしていれば引越しがスムーズに出来たのではないか?と感じています。
家の購入や他の賃貸住宅に引っ越す場合、まとめで挙げた5つの方法を実践する事で負担が軽減出来れば幸いです。
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